例えば
奥さんがご飯を作ってくれた時
ありがたいな~って思うのは
奥さんのことを『他人』やと思ってるからなんよね。
例えば
期待と違った言動にがっかりしたり
考え方の違いにイライラしないのも
やっぱり奥さんのことを
『他人』やと思ってるからだと思う。
俺は傲慢な人間やからね
『他人』がご飯を作ってくれたらありがたいな~と思えても
『妻』がご飯を作ってくれたと思ったら
どっかでそれを当たり前と思ったり
きっと感謝の気持ちも薄れてしまったりするし
『他人』の考え方や価値観は尊重できても
『パートナー』の考え方や価値観が違ってたら
どっかで相手を変えたいと思ったり
きっと不満やイライラが募ったりするんよね。
奥さんは他人
一人の個として
人格と尊厳を持った大切な大切な他人
そう考えたら
食後に入れてくれたお茶一つとっても
この奥さんはよそ様の家の娘さんで
俺とは他人なのにお茶を入れてくれたんやな~
ほんまありがたいな~としみじみ思う。
例えどれだけ近しく親しく
例え夫婦や親子であっても
やっぱり人はどこまでいっても『他人』
〝わたし〟と〝あなた〟は違う存在
それを本当の意味で理解することができたら
きっと不満もイライラもなくなり
自然と受容できたり尊重できたり
感謝の気持ちが芽生えてくるんかもしれんね。
この人は他人なのに毎日ご飯を作ってくれた。
この人は他人なのにいつもお風呂を掃除してくれた。
この人は他人なのに毎月働いてお給料を渡してくれた。
この人は他人なのに病気の時看病してくれた。
この人は他人なのに稀に価値観が合う(笑)
そう考えたらほんまありがたいよね
どれ一つとっても当たり前じゃないから。
「ありがとう」の言葉は
〝あなた〟という他者の尊厳を認め尊重する
最大最良の贈り言葉。
大
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