高島大『君が死んだら俺は悲しいぞ』

 

俺子どもの頃貧乏やったから

 

おやつなんか滅多に買ってもらえなくてね

 

たまにもらう100円玉一枚握りしめて

 

兄姉4人で一本のミルクセーキを買っては

 

分けっこして飲んでたんよ

 

 

末っ子やった俺に回ってくる順番は

 

いつも一番最後やったけど

 

一番上の姉ちゃんいつも飲んだふりだけして

 

自分の分までこっそり俺に飲ませてくれてたんよ

 

 

今振り返ってもしみじみ思う

 

あの時、姉ちゃんも飲みたかったやろうにな、、、て

 

 

大人になってから一度だけその話したけど

 

姉ちゃんはそのこと全然覚えてなくてね

 

そんなことしたかな〜て笑っとった

 

 

本当に優しい人って

 

誰かに与えたその優しさを覚えてはいないし

 

優しいことをしたという自覚すらないんかもしれんね

 

けど俺は、あの時姉ちゃんに飲ませてもらったミルクセーキのこと一生忘れへん

 

 

そのあと姉ちゃんは若くして亡くなったからね

 

今はもうありがとうを伝えられへんけど

 

今でもその時のこと感謝しとるし

 

そのあったかい思い出一つで

 

辛い時や苦しい時もがんばれたことって

 

これまで何度かあったんよ

 

 

もう一つはね

 

その昔、仕事も人間関係もうまくいかず人生に失望し失意のどん底にいた時に

 

たまたまある人から一本の電話をもらった

 

 

電話の内容は最近あったことや好きなお笑いの話とか

 

ほんま何でもない普通の話やったけど

 

なぜか不思議と心が和らいでね

 

久しぶりに笑うことができたんよ

 

 

その人は俺の状況も知らず

 

たまたま電話をかけてくれただけやから

 

きっと俺のこと助けたということすら

 

気づいてなかったと思うけど

 

その時の俺は

 

その人がくれたたった一本のその電話に

 

ずいぶん心が救われ助けられたんよな

 

 

人は生きてるだけで

 

そうやって知らず知らずのうちに

 

どこかの誰かに与えていたり

 

どこかの誰かを救っているんかもしれんね

 

 

君は覚えていないかもしれないし

 

君は気づいてもいないかもしれないけど

 

君が言った何気ないたった一つの言葉で

 

君が行った何気ないたった一つの行為で

 

勇気づけられたり

 

元気づけられたり

 

励まされ助けられ救われた人が

 

きっとたくさんいるんよ

 

 

君が存在していなかった世界を想像してみてや

 

もし君がこの世界に存在していなかったら

 

その人たちは一体どうなっていたやろうね

 

 

君がいる世界と君がいない世界とでは

 

きっとそれは同じ世界ではないんよ

 

 

人は生きてるだけで一万人の人に影響を与えているそう

 

その一万人の人たち一人ひとりが同じように一万人の人に影響を与えるとしたら

 

一億人の人に影響を与えることになる

 

たった一人君という存在は

 

それほどまで大きくて

 

何よりも尊くかけがえのないものであるということを知っといてな

 

 

まぁ、そんなオーバーには考えにくいか

 

けどな

 

君が死んだら俺は悲しいぞ

 

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