ある時
家族でディズニ―ランドに行った時のこと
一日中遊んで日も暮れかけた頃
夜のパレードを少しでもいい席で
奥さんと娘に見せてあげたくて
足パンパンにしながら走り回って
やっと見つけ二人を座らせてから
そろそろお腹も空いてるやろうなと
ちょっと待っててなと言い残し
一瞬心が折れそうになるくらいの
長蛇の列のハンバーガー屋さんに並んだ
奥さんチキンが好きやからあれがええやろな~
おっ奥さん大好きなジンジャーエールもあるやん♪
娘はきっとミッキーさんの形したあのハンバーガーが喜ぶやろな~
並んで待ってる間中
「わぁ~嬉しいこれ食べたかったの~♪おとさんありがとう」
二人のそんな姿を想い浮かべながら
疲れて折れそうな心を奮い立たせてたんよ(笑)
やっと順番もきて無事買うことができ
今度はパレード始まる前に二人の待つ
席へ戻ろうとまた走りだすんやけど
パレードのルートはぜんぶ通行止めになっとるから
帰りはめっちゃ遠回りしていかなあかんのやわ(涙)
走った走ったおとさん走った
(待ってろよ~奥さん~娘~!)
心の中でそう叫びながら(笑)
途中ポップコーンを口にくわえ
アーンしあっとる熱いカップルを横目に
(それどころじゃないねん!)
と心の中でツッコミながら(汗)
やっと二人の待つ席に帰り着いて
「お待たせ♪
これ食べながらパレード見よう♪」
買ってきたもの二人に渡したら
娘(当時4歳)が一言
「いらな~い」
(へっ?いらない?)
予想外の言葉に心折れ
一瞬俺このまま消えてしまうんちゃうかと焦ったわ
クリアにしたら多分こんな複雑な顔してたと思う
一応口では
「そうなんや。ほな食べたくなったら食べや」と冷静を装ってたけど
内心ちょっとイラっとしてしもたのは
めっちゃ悲しかったからなんよね(^_^;)
(せっかく並んで買ってきたのに)
(あんなに走って苦労したのに)
(喜ばせようとがんばったのに)
そんな気持ちでいっぱいやったからなんよ
だけどそのあとすぐに
(あっぜんぶ俺がやりたくて勝手にやったことやった)
そう気づいた
そう。娘は一言も「これが食べたい」とか
「おとさん買ってきて」なんて頼んでないんよね
俺が勝手に想像し勝手にやっておいて
自分の期待と違った反応が返ってきたことで
勝手に疲れたり落ち込んだり悲しんでる自分に
ふっと気づいてなんか笑えてきたんよ(^_^)
やからいつもね
聴くようにしとる
言われてから考えるようにしとる
そしたら無駄に疲れることも
勝手にがっかりすることもなくなって
めっちゃ楽になったんよね(^_^)
例えば
いつも上司の気持ちを汲んで言われる前にこなしたり
こうすればパートナーや子どもは助かるだろうなと先回りしてやってあげたり
私がこんなことするとお母さんは悲しむだろうな
私がこうすればきっとお母さんは喜んでくれるだろうな
そんな風に人の気持ちを考えたり思いやれるのは
感受性豊かな優しい心を持ってて素敵やと思う
だけどそれが呼吸をするように無意識に習慣化され
いつも自身の行動基準になり過ぎたら疲れてしまうんよね
人の気持ちを察する感受性や
人の喜びや悲しみを自分事のように
感じる共感力が強ければ強いほど
自分はどう感じたのか
自分はどうしたかったのか
大切な自分の気持ちが不在になりやすいからね
もし
いつも人の気持ちを考え過ぎて疲れてしまったり
がんばってもなんか空回りして気落ちする時は
それを頼まれたかどうか
それを言われたかどうか
を大切にするといいよ
人の気持ちって考え過ぎると
えっ!?そやったん!?
ってことがいっぱいあるからね(^_^)
幸せな人間関係で大切なのは
まずは自分自身と幸せな関係を築くこと
第45回3月のたかしま家テーマは
『自分②』~まずは自分を整えよう~
LIVEに参加したい方はこちら
Webでゆっくり観たい方はこちら
心とカラダがめっちゃ楽になると大好評
高島オリジナルヘッドスパはこちら